冠婚葬祭に関する疑問・質問など、いざという時にお役にたつ内容です。
A.縁談の頼み方
●縁談は結婚相手をみつけることですから、依頼する時は慎重にことを進めます。 | ||
●世話好きで、縁談をまとめることを趣味にしているような人ではなく、こちらの事情をよく知って親身になってくれる人で、交際範囲の広い人がよいでしょう。 | ||
●依頼の時は、希望する条件を箇条書きにした書面とお見合い写真、履歴書、家族書を用意し、先方の決められた日時に伺うようにします(書類は何組か用意するほうがよいでしょう)。 | ||
●依頼した後は、時々さりげなく催促して熱心な姿勢を伝えましょう。 |
A.縁談を依頼されたら
●縁談を依頼される程のお付き合いがあるのですから、なるべく引き受けたいもの、しかし、その任でないと判断したら、断るか適任者を紹介しましょう。 | ||
●力になるのであったら、十分に条件などを聞いておきます。当人に会うことも必要でしょう。 | ||
●自分一人の交際範囲では候補者がいないようであれば、さらに信頼のおける知人にも声をかけます。決して、あせることなく、冷静で、客観的な立場で話を進めます。いずれにしても、連絡は密に取り合うことが必要です。 |
A.お見合い
●お見合いは、縁談で示された条件を納得した上で、当人同士が直接会って互いに相手をよく知るために行われます。 | ||
●段取りは日時と場所の決定になりますが、都合の良い日時をいくつか紹介者に伝えます。 | ||
●お見合いは、縁談の依頼から進行のすべてを仲人さんを通して行います。 |
A.縁談の断り方
●縁談はこちらから依頼して発生するものですから、紹介の労に対しては感謝する必要があります。 | ||
●縁談を受ける場合には、先様の条件をよく見ます。もっと詳しく知りたい時は、身元調査もします。 | ||
●検討の結果、お断りしたい時は、妙な遠慮をせずに早いうちに断ります。仲介してくれた人には、条件の違いを具体的に言うのではなく、「本人の気がすすまないようで・・・」とか「ご縁がなかったようで・・・」というのがエチケットです。 | ||
●写真や資料を見た段階で気が進まないような時は、先様とは会わずにお断りします。一度会ってみようとは考えないことです。 |
A.お見合いに臨んで
●現代は格式やしきたりにこだわらないことが多いのですが、やはり守るべきマナーがあります。 | ||
●互いに初対面のため、なかなか話がすすまないことがあるかもしれません。仲人さんが気を遣って話のきっかけを作ってくれたら、積極的に話題に参加します。 | ||
●書類や写真では分からないことを、話し合いでよく知るためのお見合いということを忘れないようにします。 | ||
●二人の気が合ったとしても初日ですから、あまりなれなれしくしないよう節度をもって話し合います。 |
A.婚約・結納
●婚約は本人同士が結婚の意思を決めればよいのですが、二人の誓いを深くするために結納を取り交わし、公表します。 | ||
●最近では簡略化した式が多くなっています。ホテルなどの個室を借りて、両親、仲人が立ち会いの上、婚約を発表することもあります。 | ||
●結納金を送ったり、結納品を披露したり、婚約指輪を交換したりして、二人の意思が正式なものであることを認めてもらいます。 | ||
●婚約披露パーティを行う人も多くなっています。 | ||
●お見合いの結果、婚約した時は、仲人さんへは労をねぎらう意味できちんとお礼をします。 |
A.仲人の服装
●結婚式の仲人の役割は、たとえ式だけの頼まれ仲人であっても正式なものです。新郎新婦が正装するのであれば、仲人も正装します。 | ||
●仲人の正装は、五つ紋付黒地羽織袴、またはモーニングです。夫人は黒留袖、またはドレスを着ます。ロングドレスでなくてもよいのですが、花嫁の介添え役でもあるのですから格調の高いものを選びます。 |
A.欠礼の出し方
●出欠はがきは投函しないで、別に封書でやむをえず出席できないことを詫び、お祝いの言葉を必ず添えます。返事はできる限り早く出すようにするのがエチケットです。 | ||
●出席できる場合の返事には、お祝いの言葉も書くと喜ぶ気持ちが伝わります。返信用のハガキの御出席・御住所などの「御」を消し、先方の宛名の下に「行」とあれば消して「様」にします。 |
A.親族の衣装
●両親、既婚の兄弟姉妹、親族の正装は、五つ紋付羽織袴、黒留袖です。未婚の女性は本振袖が正装ですが、年齢によっては付下げでもかまいません。 | ||
●地方から式に出席するような場合、できるならば自分の着物を着ることが望ましいのですが、やむをえない場合は式場の貸衣装を借りるとよいでしょう。その場合は早めに借りる希望を伝え、予約しておく必要があります。 |
A.結婚式への出席
●日本の結婚式というのは「家と家」の結婚という色彩が濃いために、基本的には双方の親類縁者が出席するのが普通です。しかし、最近では結婚の立ち会い人に友人の代表を加える人も多いようです。結婚を祝福する気持ちがあれば喜んで出席しましょう。 | ||
●招待を受けた時、電話で出席させてもらってよいのかどうか、と確かめてみるのもよいでしょう。その時は、お祝いの言葉や喜びの気持ちを伝えるのも忘れずに。 |
A.披露宴に出る時の服装
●女性は年齢にふさわしく、宴を華やかに盛り立てる服であればよいでしょう。男性は略式礼服かフォーマルスーツ。品の良いダークスーツを着用します。いずれも自分は脇役であることを忘れないように。 | ||
●着物は訪問着。洋服だったらロングドレス。どちらも、披露宴の開かれる時間に合わせたものを選びます。 | ||
●出席する時、自分の役割がどういうものかをよく確認することが大切です。友人の一人として出席するのであれば、少々華やかすぎても失礼にはなりませんが、友人代表のような時、または特別な意味合いで出席するような時は、格調の点にも注意します。 |
A.結婚する当事者の注意点
●結婚式、披露宴はセレモニーですから、開始後はスケジュール通りに進行してしまいます。どのようなことが行われるのか再度確認しておきます。 | ||
●時間の余裕は、気持ちの余裕を生みます。たっぷりと余裕を見て式場に出向くようにします。 | ||
●結婚指輪などの必要な持ち物は、前日と当日の朝、確認することが大切です。あらかじめ式場に預けてあるもの、当日持参するものをチェックできるような一覧表を作っておくと便利です。 | ||
●式の時間にもよりますが、主役は緊張のあまり食事を取れないことがあります。サンドイッチなど手軽な食べ物を用意しておくと良いでしょう。 |
A.婚姻届け
●結婚は式を挙げたから成立するのではなく、婚姻届を提出して初めて正式な夫婦になります。 | ||
●式の先でも後でも構わないのですが、式当日に署名捺印するのが良いでしょう。休日でも受理してくれます。 | ||
●提出は代理人でも構いません。最近では、結婚式場で届けてくれるサービスをしている例もあります。結婚式の日が婚姻届を提出した日となり、記念になるでしょう。 |
A.お祝い
●結婚を祝福する気持ちがあれば、金額はいくらでもよいようです。しかし、披露宴や結婚記念品の引き出物の費用など、年々盛大になる傾向にあり、お祝い金の相場も若干上がっているようです。 | ||
●友人関係では一万円〜二万円。職場の同僚・先輩・後輩なら五千円〜一万円。披露宴に出席するのであればプラス五千円というのが目安です。 | ||
●地方によっては現金を包まずに品物でお祝いするという例もあります。 | ||
●品物を贈る場合、結婚する二人の希望を聞いて、お祝いの品が重複しないようにすることも必要でしょう。 |
A.お祝い
●司会進行というくらいですから、披露宴の進行役です。すべてに控え目で、それでいて宴を盛り上げるように機転を働かせる必要があります。 | ||
●声は明るくはっきりと、一語一語ていねいに発音するようにします。無駄な言葉ははさまないように、また、くだけた調子を出そうと脱線し過ぎないように注意します。司会ばかりが目立つのは見苦しいものです。 | ||
●式次第や原稿のチェックはもっとも重要なことです。会社名や役職、人名、新郎新婦との関係など、誤りや読み違えがあっては式が台無しになってしまいます。 |
A.披露宴の自席で
●披露宴でべちゃくちゃとおしゃべりするのは失礼ですが、黙ったままというのもおかしなものです。 | ||
●会食が始まったら、自己紹介をし、新郎新婦と自分の関係を話し、エピソードなどを披露し合えばよいでしょう。 | ||
●自分自身のことを宣伝するのではなく、あくまでも話題は主役に関することです。そして隣の人の話もよく聞いて聞き役になることも大切です。 | ||
●未婚の男女が隣り合わせになることがありますが、気が合ったからといって、式の最中に話をあまり弾ませないように、節度をもつことが肝心です。 |
A.披露宴のスピーチ
●スピーチを頼むのは、結婚する二人に何らかの深い関係にある人です。それまでの関係に感謝する意味も含まれているのですから、それに応えてお祝いの気持ちを述べましょう。 | ||
●どのような場合でも、スピーチは短ければ短い方がよいといわれます。少ない言葉で感銘の残るスピーチをこころがけましょう。 | ||
●新郎新婦のエピソードを披露する時、人となりが伝わることを例えに出します。決して過去をあばき出すようなスピーチは控えるべきです。また、話者がほほえましいと思っても、独りよがりであっては聞いている人は不愉快になるばかりです。 |
A.披露宴の子供同席
●最近は結婚披露宴で幼い子供に花束贈呈の役をさせることが流行しています。しかし、披露宴は普通二時間くらいかかりますから、宴終了までいられるかどうかを判断します。 | ||
●もし、途中でぐずった時は、そっと外へ連れ出します。そのような場合を考えて、席は末席を用意してもらいましょう。 |
A.和風の披露宴
●かつて、日本ではすべてが「和風」の結婚式であり、披露宴でした。披露宴が洋風になったのは、結婚式場が登場してからで、パーティーの要素を取り入れるようになってからです。 | ||
●さまざまな儀式がありますが、新郎新婦が客席を順に回って酌をする献杯の儀があります。この場合はたとえ飲めなくても盃に口を付けるのが礼儀です。 | ||
●親族や客同士にすすめられた場合、飲めないのだったら丁寧にお断りしても構いません。 |
A.結婚のお知らせ
●披露宴は人数の関係で招待できない人もでてきます。それでも結婚したことのお知らせはきちんとするようにします。親戚の人などへは記念の品を添えて招待できなかったことのお詫びも添え書きします。結婚後、折を見て二人で伺うのもよいでしょう。 | ||
●友人や、それまでに関係した人には書面で報告します。結婚通知はハガキで済ますことが多いのですが、改まったひとには封書で出します。 | ||
●結婚通知は連名で出す最初の手紙です。ユーモアを交え、喜びを素直に表現しましょう。 |
A.旅行後
●旅行から帰って落ち着いたら、両親に挨拶に行きます。その後、仲人にも挨拶に行き、仲介の労をねぎらい、今後とも相談にのってくださるようにお願いします。 | ||
●ともに、忘れてはならないのが隣近所への再察。今までと同じ所であれ、新しい所であれ、これから二人がクラス土地なのですから、地域の人にも知ってもらっておくことは大切なことです。 | ||
●最近は、旅行後、披露宴に呼べなかった友人を招いてパーティを開くことが多くなっています。 |
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